HP4062UX:言語リファレンス・S①
HP4062UX測定リファレンスとしてここではS①について解説します。
特にSet文やSearch文は重要度も使用頻度も高いので、経験を積んで
使用するようにしてください。
用法については例文を記しますので参照願います。
HP4062UX:S①
Search
このサブプログラムはSet_asearch、Set_bsearch、Set_lsearchで
設定したフィードバック測定を実行します。
Search (サーチ名(,ステータス,センス名))
Search (Vth,Status,Id)
ステータスは[S2,S1,S0]の10ビット値が入り、S0は収束値がない、
S1は異常発振データ,S2はコンプライアンスにかかわる異常。
Set_asearch
このサブプログラムはAFUを用いたアナログ・フィードバック測定のための
設定を行います。
Set_asearch (サーチピン番号/ポートアドレス,センスピン番号/ポートアドレス,サーチモード,
測定モード,スタート値、ストップ値、センスSMUバイアス値,目標値(,ランプレート,
サーチコンプライアンス,センスコンプライアンス,ホールド時間(,ディレイ(,帰還積分時間)))
Set_bsearch
このサブプログラムは
任意のSMU/VMポートの測定値が指定した値に近づくように出力値を
2分法により制御して収束した場合の制御値を戻すという
フィードバック測定のための測定を行います。
Set_bsearch (サーチピン番号/ポートアドレス,センスピン番号/ポートアドレス,サーチモード,
測定モード,最小制御値,最大制御値,目標値(,レンジ(,コンプライアンス(,待ち時間(,収束精度)))))
Set_bsearch
このサブプログラムは
任意のSMU/VMポートの測定値が指定した値に近づくように出力値を
2分法により制御して収束した場合の制御値を戻すという
フィードバック測定のための測定を行います。
Set_bsearch (サーチピン番号/ポートアドレス,センスピン番号/ポートアドレス,サーチモード,
測定モード,最小制御値,最大制御値,目標値(,レンジ(,コンプライアンス(,待ち時間(,収束精度)))))
Set_cmu
このサブプログラムはCMUの積分時間と測定信号レベルを設定します。
Set_cmu (積分時間(,積分信号レベル))
Set_cmu84
このサブプログラムはCMU84の積分時間と測定信号レベルを設定します。
Set_cmu84 (積分時間(,積分信号レベル))
Set_ct
このサブプログラムはC-t測定の測定条件を設定します。
Set_ct (パルス電圧,測定電圧,測定点数(,パルス幅(,測定間隔)))
Set_cv
このサブプログラムはC-V測定の測定条件を設定します。
Set_cv (スタート電圧,ストップ電圧,ステップ数(,ホールド時間(,ディレイ時間)))
Set_cv84
このサブプログラムはCMU84でC-V測定の掃引条件を設定します。
Set_cv84 (スタート電圧,ストップ電圧,ステップ数(,ホールド時間(,ディレイ時間)))
Set_iv
このサブプログラムはI-V測定条件を設定します。
Set_iv (ポートアドレス/ピン番号,電圧掃引モード,出力レンジ,スタート電圧,
ストップ電圧,ステップ数(,ホールド時間(,ディレイ時間(,電流コンプライアンス))))
Set_lsearch
このサブプログラムはサーチポートの出力をステップ値でスイープしていき、
センスポートのセンス値が目標値を超えたらスイープを中止してその時の
サーチポートの出力値を戻すというフィードバック測定のための設定を行います。
Set_lsearch (サーチポートアドレス/サーチピン番号,センスポートアドレス/センスピン番号
,モード,スタート値,ストップ値,ステップ値,目標値,測定レンジ(,サーチコンプライアンス(,測定待ち時間)))
Set_pbias
このサブプログラムはパルス測定,またはパルス・バイアスを伴った階段波掃引測定のための設定を
行います。
Set_pbias (ポートアドレス/ピン,1,レンジ,パルスベース,パルスピーク(,パルス幅(,周期(,ホールド時間))))