HPBASICとは?
HP-BASICとはその名の通り、HP社によって開発されたBASIC言語です。
この言語は従来より、GPIBを用いた計測器の制御用途で広く使われて
きましたが、現在はこれを意識せずにラッピングしたソフトウェアも
出回っており、以前より言語に接する機会は減ってきました。
しかしそういったソフトウェアでも内部では、HP-BASICが動作して
おり、この言語を学習することによって計測器の動作や挙動を
知ることができます。
工業用途や科学技術の現場で接する機会が少なくなってきておりますが、覚書を記したいと思います。
HP-BASIC概要
HP-BASICの正式名称はRocky Mountain Basic(ロッキー・マウンテン・
ベーシック)といい、これはロッキー山脈の近くに会社があったため、
つけられた名称です。
HPが1970年代に計算機用に開発されました。
初心者でも簡単にプログラムを組めるようにBASIC言語をもとに作られ、
制御やデータ、外部デバイス制御の特殊命令を付け加えて拡張されて
います。以前は計測器の業界標準とまで言われていました。
現在は計測器の部門はアジレント・テクノロジーという会社名で分社化
されていますが、特にGPIBのインターフェースを用いた自動計測器を制
御するために用いられてきました。
計測器や測定器では有名な会社ですので、一般企業のメインフレームや
製造業の品質管理設備などいたるところで使用されてきた経緯がある
ようです。
一般的にHP-BASICはHP-UXというHPが独自に作成したUNIXサーバ上で
動かされていることが多く、計測器関係のインターフェースハードウェア
の関係かもしれませんが、HP-UNIXの操作もあわせて覚える必要があります。
このウェブサイトではそんなマイナー(?)なHP-BASIC言語にスポットを
当てて紹介したいと思います。理由は
参考になるウェブサイトが他になかったこと
個人的にHPBASICに慣れ親しんだ経緯があること
等から、個人的な覚書を含めて紹介したいと思います。
製品としてはRMBというソフトウェアパッケージで提供されていました
が現在は販売されていません。しかしながら未だに現場では根強く使用
されている現状があり、有志にや企業によってVisualBasicライクな
HPBASICを提供している製品もあるようです。
テスト制御のプログラミング言語として紹介したいと思います。
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- 2013-07-20
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本ウェブサイトはHP-BASICに関する情報ページです。
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