HPBASIC概要
HPBASICを始めよう!・・と思っても、本来の姿として一般的であるウィンドウズ上で
気軽にできるものではありません。
ここではHPBASICを始めるために何が必要か、その周辺の情報について紹介します。
HPBASICを始める場合は、一般的に計測器とそれを制御するための
HP-UXというワークステーションが必要です。
HP-UXはHP社が開発したUNIXベースのシステムワークステーションで、
この端末の上でHP-BASICプログラムを動作させる必要があります。
HP-BASICスタートアップ
HP-BASICの始め方としてはHP-UNIXのOSの種類やBASICのバージョンにもよるの
ですが、おおよそ
①HP-UX上のCUI上からBASICを動作させる場合
②HP-UX上のGUI端末からBASICを立ち上げる場合
③Windows用HPBASIC端末ソフトを利用する場合
がありそれぞれハードウェアによっても利用環境が異なります。
詳細については次ページで紹介します。
(CUI・・文字ベース、GUI・・Windowsのようなグラフィカルベース)
HPBASICを今から利用する動機はほぼひとつしかなく、これまで
の環境の上でプログラミングしたいという場合でしょう。
これから新規で立ち上げ、という機会はないでしょうから。
過去に標準となったHP-BASICに由来する計測器で構築された環
境は、時代が変わっても評価システムとして動いているものが
多いです。
その上で新製品や新しいものの計測プログラムを変更したい場
合、HPBASICプログラミングに直面することになります。
HP-BASICのはじめかたとしてはUNIX端末上で、
rmb
と入力します。
これによりBASICプログラム(BASICというアプリケーション)が開始 され、制御するハードウェアの初期化が始まります。
ちなみにHP-UXの9.0以降は②のプロンプト上で実行されます。 (丁度Windowsのコマンドプロンプトのイメージ)
それ以前のバージョンでは①CUI上で実行されるのでシングルタスク で作業することになります。
なお、HP-BASICをtelnet等のリモートで動作させることは出来ません。
HP-UX9.0以降はプロンプト上で行うアプリケーションなため、 HP-UX9.0より前のバージョンでは現在のtelnet端末ではフォントや 表示が対応しておらず、動作できないためです。 そのため、一般的にはワークステーションの前で作業することが必要です。
とはいえ、今はX-WindowをWindows画面に持ってくるVNCという ソフトもありますが、これはまた後ほど。