HP-BASIC入門
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デバッガの操作


HP-BASICを編集するにはHP-BASIC端末操作を覚える必要がありますが、 これを覚えないで編集する方法もあります。
SAVEコマンドなどで現在のプログラムをアスキー形式に戻してからWindows上の テキストエディタで編集し、再度HP-UXに戻してGETコマンドでバイナリ実行形式 にするという方法です。
この方法ですと慣れ親しんだWindowsテキストエディタが使えるので、 コピーやペースト等の操作が簡単に行えるということと、セーブや バックアップも非常に簡単です。
しかしながら、HP-BASICデバッガに比べるとデメリットもあり、

・Windows端末に送受信してからの編集になるということ。
・行番号の付加が必要になるということ。
・文法チェックが即座に行えないので修正が必要になったときに面倒。
・即座に実行して試してみることができない。

など異常ストップ時に即時の修正が必要になったときに HP-BASICのデバッガが使用できないと困ることになります。


HP-BASICデバッガの簡単な操作



デバッガを使うと上記欠点がすべてカバーされます。 各行番号は自動で付加され、文法チェックは行ごとに行われるので ミスが早期発見できるということ、また基本バイナリ形式なので すぐに試してみることができるということです。
では基本的な操作としてはどのように行うかといいますと、 下記画面での端末操作が基本になります。



実行状態でない画面から"Edit"(F1キー)を押すとエディットモードに入って 編集を行います。 どのような動作を行うかは"RUN"(F3キー)ですぐに試してみることができます。 RUNを行ってしまうと、外部ファイル等も呼び出してしまうので、それぞれの ファイルを個別に編集する際には実行の前に編集して保存することが必要に なってきます。
呼び出し、保存は別ページで先述したようにバイナリとアスキーの両方が存在し、 場合によってそれぞれの形式で保存します。 アスキーでの保存や読み出しはそれぞれの形式を変換するために、呼び出し等 においては時間がかかることもあるようです。


実行時にエラーが発生すると、通常は発生個所でエラーストップするのでその時点 で、"Edit"(F1キー)を押すと、何が悪かったのか知ることができます。 HP-BASIC側としてはこの"この1行を実行しようとしたら止まりましたよ"という 形になっており、プログラマとしてはエラー解消のための手助けを得ることが できます。
実行を繰り返してエラーをなくしていくことにより、より完成度の高いプログラム を作り上げていくことができます。 また作業者の要望を聞いて修正を加えていき、ユーザーサイドからも認められる プログラムを作成していきます。