HP-BASIC入門
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Telnet遠隔操作


HPBASICを習得するには、言語のルール学習だけでなく、 HP-UNIXの操作やネットワーク、計測器のハードウェア等さまざまな知識 が必要になってきます。 それらを使いこなした上で測定対象に対する知識も必要になってきます。

ここでは具体的にプログラミング言語のHP-BASICを習得する上で 必要と思われる技術集についてまとめてみました。


Telnet遠隔操作について




TelnetとはTCP/IPネットワークにおいてコンピュータを 遠隔操作する場合に利用する機能です。 具体的にはHP-UNIXでファイルを操作したり、データを 取得したりします。

Telnetにおける操作はコマンドベースになります。 コマンドプロンプトから相手のマシンに遠隔でログイン してコマンドを実行します。 通常、Telnetは普遍化しているものですから、HP-UNIXは 何もせずにも通信をポート23で受付ることができるはずです。 通常の場合、Windows系からアクセスすることになりますが、 その場合は"コマンドプロンプト"を立ち上げて

>telnet 10.10.**.**


とコマンド入力して通信を確立するか、TeraTerm等のTelnet ソフトで通信することになります。

Telnet通信方法


一般にTelnetはFTPと同様にOS間の違いを感じずに操作する ことができるようになっています。
しかしながら手軽に使用できる反面、セキュリティ面での 脆弱性が指摘されています。具体的にはログイン認証が完了 した後の通信は平文なので盗聴などに対してほぼ無防備で あると言えます。 そのため最近ではTelnetにもSSH通信をサポートしたログイン が推奨されています。 SSH通信はルーターやワークステーション側にもサポートする 必要がありますが、セキュリティを高めることができます。

SSHとはTelnetと同様にネットワークに接続された機器を遠隔 操作するために使用されるアプリケーション層プロトコルです。 SSHはパスワード含めすべて暗号化されています。

Telnetの操作方法


Telnetでログイン後の操作はXWindowで立ち上げる端末エミュレータ と同じになります。
なのでほとんどの作業がこれで可能となりますが、遠隔操作なので スーパーユーザーでの作業は稼働に影響を与える可能性もあり、シ ステムの変更作業は注意が必要です。

コマンド入力なので当然XWindow上で行う作業はできず、またHP-BA SICのRMB端末も起動自体ができませんので影響は少ないように思えます。 しかしTelnetを使いこなすと作業効率が飛躍的に向上するのは まちがいありません。

そのほかの操作方法


そのほかの遠隔操作としてはやはりXWindowをリモート操作できると 可能性が広がります。 とはいえ、昔のHP-UXでは対応していません。 HP-UX11バージョンがら、LinuxではVNCのエミュレート、HP-UXでは Cygwinを利用することによりXWindowを立ち上げることが可能です。
稼働確認はバージョンが多すぎて実際にやってみて確認するしか ないのが実情です。 新しいものほど遠隔操作で動く可能性が高いです。