HP-BASIC入門
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技術集:BASIC勉強方法


HPBASICを習得するには、やりたいことと言語のルール学習だけでなく、 HP-UNIXの操作やネットワーク、計測器のハードウェア等さまざまな知識 が必要になってきます。 もちろん測定対象に対する知識も必要になってきます。

ここでは具体的にプログラミング言語のHP-BASICを習得する上で 必要と思われる技術集についてまとめてみました。


BASIC習得に役立つもの




HP-BASICの習得しようと思うとなかなか 思うようにいきません。 理由は
・古すぎるプログラム言語である
・用途が限定されすぎている言語である
・メーカー固有、メーカー設備固有の言語である
などの理由で、調べようにも調べられない、 ということが結構あります。

そういう時には詳しい技術系の会社に相談するの が一番なのですが、あちらも商売なのでタダで いつでも相談にのってくれるわけではないです。

一番の習得方法としては既存のプログラム資産を 読みとくこと。これにつきます。

いままで同じ処理をしていた部分は特に手を ふれず、編集部分のみを追加編集を繰り返して きた場合も多いですが、ここは力をいれなおして 一から習得しましょう。 特にシステムに命令を与えるところ、計測機器 制御を行うところを理解することは決してマイナス になりません。

また異常が発生したときには実行プログラムの 途中で止まります。 止まったときにエディットモードとするとプロ グラムのなにが悪かったのかを知ることができ ます。そういったトラブルは(発生するにこした ことはないのですが)知識となっていきます。 自分自身の知識のプラスにするためにそういった ことに気をつけて対処してみては如何でしょうか。

プログラム実行における障害


プログラムの習得に一番の近道は自分でコーディング(プログラムを 書くこと)をしてみてそれが実行できるかどうか確認して みることです。
しかしながら、HP-BASICはHP-UNIX上でしか実行できない形態となって いるために、Windowsクライアント上で作成しても簡単に実行できない ことが習得への障害となっている場合があります。
では遠隔でHP-BASICを実行できるかというとHP-UNIXのOSのバージョンに よってできない場合も多いです。
そのため、Windows上のテキストファイルでサンプルプログラムを沢山 作成しておき、HP-BASIC端末上でコンパイル(バイナリ化)を行って 実行してみるしかありません。 これによってBASICの習得率が上がっていきますし、文法や独特の使い回し などの経験となっていきます。 実行できない場合はデバッガを使うことによってHP-BASICデバッガの 習得にもなるでしょう。