バイナリエディタ
HPBASICを習得するには、やりたいことと言語のルール学習だけでなく、
HP-UNIXの操作やネットワーク、計測器のハードウェア等さまざまな知識
が必要になってきます。
特にHP-BASICのプログラム(実行形式)の状態ではWindowsクライアント
から直接編集できません。
それを直接編集可能にするのがバイナリエディタなのです。
バイナリエディタのススメ
HPBASICで作成した実行ファイルは
通常Windows等からは内容を把握したり
編集することはできません。
しかしながらワークステーション端末
まで行って(多くの場合はクリーン
ルーム)編集するのは手間がかかるし
その後のファイルの展開や複製などは
やはりWindowsからやりたいもの。
そのためHPBASICのファイルをWindows
上で編集する要求が出てきます。
最近のHP-UNIXやHP-LINUXだとVNCやCygwinなどで端末リモートできますが、
古いUNIX端末だとなかなかそうはいきません。
特にHP-BASICを直接コーディングするような端末では。
そこでバイナリエディタの登場です。
実際はFTPでファイルをWindowsクライアントにファイルを転送し、そこで
バイナリファイルを編集します。
そのときに必要なのがWindows用のバイナリエディタ。
バイナリエディタはいろいろありますが、
基本的に編集するべきところは同じ。
これで数値パラメータを変更したりといった
簡単なところなら編集できます。
例を挙げるとBzエディタやstriling等。
しかしバイナリなので目的の数値がどこに格納されているか
わからなくなっていることがあります。
その場合にはプログラム側である程度識別できるような組み方
をしておくのがポイント。
それで数値パラメータを検索して編集して上書き転送。
これで小変更であれば問題なく動作します。
問題は1ビットでも間違うと動かなくなる場合があることと、
違った場所を編集していないかどうか確認するためには結局
ワークステーション端末へ行かなければな
らないということ。
これが苦にならない場合はバイナリエディタ
での編集は便利と思えるようになるでしょう。