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システム管理者の仕事



システム管理者の仕事はUNIXシステムをみんなが安全に使用するためのものです。 ここではシステム管理者の仕事について簡単にまとめておきます。

業務上のシステム管理




システム管理者はUNIXシステムのオンオフをおこないます。一般のユーザがこれらを行うことはありません。 電源が予期しない理由で切れてしまったとき、システム管理者はシステムのハードディスクをすべて検査しなければなりません。 UNIXシステムにはそのためのコマンドが容易されています。

システム管理者はユーザの管理も行います。ユーザーは普通/etc/passwdというファイルによっておこなわれます。 UNIXのシステムごとにこのファイルがあり、システム全員のユーザIDやホームディレクトリなどが1行に1ユーザずつ記述されています。 そのためこのファイルはシステム管理者以外は変更できないようにしておく必要があります。

バックアップを行い、不意の事態に備えます。 システムのバックアップは重要な問題です。UNIXはバックアップの効率的な方法を用意していません。 面倒でもバックアップをとるしかありません。

システム管理者はネットワークの管理をおこないます。ネットワークの管理は多岐にわたります。どのように接続するか、どのシステムにどのホスト名をつけるか、 分散システムを構築するためにどのシステムをサーバーとクライアントにするか、など様々です。 システム管理者は常にネットワークの状態を監視して障害の発生を最小限に食い止める責任があります。

システム管理者はセキュリティに関しても責任を負っています。 UNIXシステムはセキュリティに関してそれほど強くありません。 外部からの侵入を防御するのはユーザIDとパスワードだけです。システム内のファイルのセキュリティも属性だけでおこなっています。 こういった簡単な構造のために多くの障害が発生する可能性があります。 それ以外にもUNIXに対するコンピュータウイルスも脅威です。 何らかの方法でシステムに侵入しシステムを破壊します。 ウイルスを早期発見してシステムを守ることもシステム管理者の仕事です。