数値の計算
数値の取り扱いについて、BASICプログラム中で加算したり、値として求めるためには数値を取り扱う必要があります。
BASICで取扱う数値データの型について理解しておかないと、
実際の場面での使用に困ることになります。
REAL型変数
REAL数の有効範囲は
-1.797693134862315*10^308 ~ 1.797693134862315*10^308
です。
INTEGER型変数
INTEGER型変数の有効範囲は
-32768~32767
です。
COMPLEX型変数
COMPLEX型は複素数を表します。
通常、変数宣言は必須ではありませんが、プログラム内で使用す
るすべての変数のデータ型を宣言することは、可読性をよくする
だけでなく、無駄なメモリ消費を抑えるためにも有効です。
(例)
INTEGER I,J,K,Days(5),Weeks(5:17)
REAL X,Y,Voltage(4),Hours(5)
上の変数はそれぞれ2つのスカラ変数と2つの配列を示して います。スカラ変数とはいつも一つの値を表すことのできる 変数です。
配列とは複数の値を入れることのできる変数で、それぞれの 値は添え字を用いてアクセスします。 たとえばDIM文を用いてREAL変数を宣言することができます。
DIM Radius(4,5)
動的にメモリを確保するALLOCATE文を使用することができます。 ALLOCATE、DEALLOCATE文を使用すると、メモリの使用を厳密 に管理する必要のあるプログラム内で同的にメモリを割り当てる ことができるようになります。
(変数への代入) 変数への代入は下記によって行われます。
Z=Z + 1
(変数の型変換)
代入文において、あるいは関数またはサブプログラムの呼び出し でパラメータを引き渡す際、自動的に型を変換します。 このような型変換は自動的に行われます。
(数値の演算子)
演算子は主に3つあります。
単項演算子・・・ + - NOT (1つのオペランドに対する算術子)
2項演算子・・・ +,-,=,<,>,<=,>=,AND,OR,EXOR,^,*,/,MOD,DIV
(2つのオペランドに対する算術子)